



夏は一層強くなる紫外線。アウトドアや海レジャーなどを楽しんでいると、うっかり焼けすぎて皮がむけてしまったなんてことも。そんなときの対策方法とイチ押しアイテムをピックアップしました。皮むけはめくらずに、保湿することが大事。どんな保湿が必要かもしっかりと確認して、日差しに負けない肌をキープしていきましょう。
〈POINT〉
・紫外線は肌の老化や疲労に影響
・日焼け後のほてりは冷やすのが先決
・皮むけはシミや色素沈着の原因に
年齢や生活習慣などによって個人差はありますが、通常皮膚は4〜6週間の周期でターンオーバーが繰り返されます。しかし、大量に紫外線を浴び表皮がダメージを受けてしまうとこのサイクルが大きく乱れ、通常の周期よりも早いスピードでターンオーバーが起こると言われています。
紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類に注意が必要だとされますが、この皮むけを引き起こすのは「UV-B」。UV-Aに比べ波長が短いもののエネルギーが強いため、炎症や皮むけを引き起こしやすい特徴があるのです。
皮がむけてしまった場合、剥がしたほうがきれいになるからと無理にむこうとするのはNGです。
むけかけの皮の下は、通常より早いターンオーバーで作られた未熟な皮膚。そのため、無理に剥がすことで表皮を傷つけてしまう可能性が高まり、これが原因で色素沈着が起き、シミや色ムラが肌に残る恐れがあるのです。
皮むけ途中の肌はあまりきれいなものではありませんが、無理に剥がさず正しい手順で対処し、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。それが、後々のきれいな肌へ再生する近道なのです。
夏の日差しが厳しい季節、気になるのは紫外線の肌への影響です。しっかりとUV対策をしていても少なからず焼けてしまうのが夏。ほてりや皮むけは、どう対処すればいいのか一緒に見ていきましょう。

日焼けは火傷の一種。顔を日焼けしてしまったら、まずは肌を冷やすことが第一優先だといわれています。化粧水をたっぷり染み込ませたコットンでパックしたり、強い赤みやほてり、痛みなどがある場合は、保冷剤や氷を使ってクールダウンさせるのも手です。
火傷をしている状態なので、湯船に入ったり熱い温度のシャワーを顔に当てたりするのは控えましょう。摩擦も絶対にNGです。洗顔はたっぷり泡立てた洗顔料を使い、手で擦るのではなく泡で洗うイメージで行います。
水ぶくれや発疹ができている場合は自己処置で済ませず、すぐにクリニックを受診してください。
炎症を抑えたら、保湿をしっかりと行います。
十分な水分や油分を含んだ肌は外部からの刺激にも強くなるため、赤みや乾燥も自然と治まってくるはず。
化粧水をつける際は、たっぷりの量をゆっくりとなじませます。少し時間を置き、数回に分けて塗布するとより保湿力が続くでしょう。
美白アイテムは皮むけが落ち着いてから。美白美容液を使ってシミやくすみを残さないよう、丁寧にケアをしていきましょう。

朝はこれから紫外線を浴びる肌を守るために、夜はダメージをケアするために。適量を顔全体にしっかり塗りましょう。

美白美容液はもちろん、その前後に使う化粧水も乳液も、首までたっぷりなじませるのを習慣にして。

顔全体に美白コスメを投入するのが前提ですが、顔の中でも頬や鼻といった高い部分、日焼け止めが疎かになりやすいフェイスラインが、よりシミができやすいゾーンだと覚えておきましょう。
今シミがなくてもこのパーツは丁寧に、ムラなく塗っておくことで予防になります。
皮がむけるほどの日焼けをしてしまわないよう、予防法をおさらいしましょう。やっているつもりでも、ひとつずつ確認してみると意外とできていないもの。今後の皮むけ日焼け予防のために、ぜひ覚えておいてください。

塗る量が少なかったり塗りムラがあったりすると、防御効果が弱まってしまいます。この量をしっかり塗るようにして。

手にとった日焼け止めを少しずつ指にとり、頬から塗り始めましょう。その後、額、鼻、あご、細かい部分の順に塗って。

最後に、手に残ったもの(足りなければ足す)を首筋にも塗り広げ、首の日焼けやエイジングを防ぎます。

皮膚科医の山崎まいこ先生によると、日焼け止めのSPFとPA値はその日の予定に合わせて選ぶことを推奨するそう。
「室内で過ごす日や通勤する日なら、SPF30・PA++程度あればOK。アウトドアやドライブにはSPF50・PA++++を。肌にトラブルが起きなければ数値が高いものを毎日使うのもOKです」(山崎先生)
せっかくきちんと日焼け止めを塗っていても、効果を発揮できない日焼け止めをセレクトしていては意味がありません。その日どれくらい太陽を浴びるのかを考慮して、SPFやPA値を選びましょう。

SPFやPA値も大切ですが、塗る回数も重要です。
日焼け止めは朝塗ったら1日中大丈夫、というものではありません。本来3時間に1回程度の塗り直しが推奨されています。
皮むけするほど日に当たる予定がなくても、将来の肌老化をできるだけ食い止めるためにも、頻繁な塗り直しをおすすめします。
ウォブクリニック中目黒 総院長・髙瀬聡子先生によると、日焼け止めを塗っていても安心はできないといいます。

「日焼け止めはくずれる危険もあるので過信はできません。日傘やサングラスを使用して、物理的に紫外線をカットしましょう。とにかく肌を守ることが大切です」(髙瀬先生)
皮がむけるほどの日焼けはすぐに適切な対処が必要ですが、紫外線は日々浴びているものなので日常的にも有効なスキンケアを継続してみましょう。これをするかしないかで、数年後の肌に大きな違いが現れるはずです。
今、目に見えるシミがなくてもぜひ普段から美白アイテムを取り入れましょう。

「日焼けしている肌の内側にはたくさんのシミ予備軍があります。今は見えていなくても、予防の意味で美白美容液を取り入れましょう。ビタミンC誘導体など抗酸化成分が入ったものを選び、肌のダメージを防いで」(髙瀬先生)
メラニンを溜め込まないために、代謝を上げておくことも大切です。
「メラニンを含んだ古い角質を追い出して肌の透明感を引き出すには、代謝を上げることが大切。酵素洗顔料を週に数回取り入れたり、湯船に浸かって体を温めることも効果的です」(髙瀬先生)
外からのケアも日常的に続けてほしいですが、内側からのケアも同時にできれば最強です。
「朝、ビタミンCを内服したり、〝飲む日焼け止め〟をとるなどして抗酸化物質を体に入れ、内側からダメージを防ぐことも大切です。食べ物ならブロッコリーなど色の濃い野菜をとって」(髙瀬先生)
ここではおすすめの日焼け止めアイテムをピックアップ。日焼け止めは毎朝ちゃんと塗っている、という方が多いかもしれませんが、朝塗って終わりでは不十分。メイク直し時に重宝するUVアイテムも紹介するので、ぜひポーチの中にもうひとつ常備しておいて。

日差しの強いシーズンにおすすめのUV乳液。ビタミンCを内包したカプセルが紫外線で破れ、肌へと供給される仕組みです。

左:HACCI 日焼け止め ミスト B 数量限定
顔だけでなくボディや髪と全身の紫外線対策に役立つ、ノンケミカル処方の日焼け止めミスト。
「HACCIのミストは持ち運びしやすいミニサイズを愛用中です。勢いの強いスプレーでやりがちな、周りの人にかけてしまう心配もなし」(ェンヌ・高橋加奈代さん)
右:花王 ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト
霧のようなミストで肌に素早く・ムラなく密着し、全身をプロテクト。顔・体・髪に使えるスーパーウォータープルーフタイプです。
「ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスの上に重ねて、UV対策は万全」(編集部・北山和佳奈)

左:ADDICTION BEAUTY アディクション スキンケアUV タッチアップ クッション
メイクの上から塗り直せる日焼け止めクッション。みずみずしい使い心地で、ツヤのある仕上がりを叶えます。
「クッションタイプのアディクションは、メイクの上から使ってもくずれず、重ねても乾燥せず、手が汚れないのが◎ くすみがキレイに飛ぶラベンダーカラーを」(ェンヌ・高瀬貴子さん)
右:エトヴォス ミネラルUVパウダー 数量限定
紫外線だけでなく近赤外線やブルーライト、ロングUVAからも肌を守るミネラルUVパウダー。毛穴や色ムラをカバーし、なめらかな美肌に仕上げてくれます。
「エトヴォスは軽いつけ心地でキメが整って見えるのがいい! 石けんでオフでき、肌に優しいところも好きで、長年愛用しています」(ェンヌ・賀来みな美さん)
ここでは、日焼け後に使いたい肌にうるおいを与えるスキンケアアイテムを紹介! クールダウン機能のある化粧品を取り入れて「冷やし美容」を行うのも効果的です。

乾いた肌にスッと溶け込む保湿ジェルクリーム。ミネラル豊富な海水のエキスが肌を健やかに整えてくれます。

角質層へとうるおいを届ける保湿液。顔だけでなく首、デコルテ、手など、乾燥が気になる部分に塗布すれば、健やかで明るい輝きのある肌へとサポートしてくれます。
日焼け後の皮むけ、かさつきを保湿化粧水などで落ち着かせたあとは、美白ケアをしましょう。皮むけは、後々シミや色素沈着の原因にもなります。日々積極的に取り入れて!

左:パルファン・クリスチャン・ディオール プレステージ ホワイト ラ クレーム ルミエール N
肌の透明感を呼び覚まして、ハリやツヤも与えるクリーム。キメの整った若々しい肌へ。
右:ランコム クラリフィック ブライトニング セラム
肌に水分を補給しながらシミ対策。乾燥によるくすみを防ぎ、さらにメラニンの生成を抑えながら澄み渡る透明感を与えてくれます。

外的刺激や大気汚染から肌を守る「インフィニット ブライト テクノロジー」で、炎症や肌荒れを鎮めて揺らがない肌に。みずみずしくベタつきのない使用感で、乳液が苦手な人も心地よく使えます。
夏は暑さに負けず外で楽しく遊びたい季節ですが、それに伴って気になるのが紫外線。うっかり焼けすぎたときには、皮むけ対策として紹介した方法やアイテムをぜひ取り入れてみて。もちろん、事前に日焼け対策をするのも美肌をキープするためには大切なので、日々のケアも積極的に行ってください。
TOP画像・アイキャッチ/(c)Adobe Stock イラスト/浅生ハルミン









